こんにちは、動物看護師のももです。
今日は「犬・猫の避妊手術後におうちで注意したいこと」についてお話しします。
私の家にもゴールデンレトリバーのララちゃんとハチワレ猫のルルくんがいます。
ふたりのやり取りを交えながら、飼い主さんに役立つポイントをわかりやすくまとめました。
帰宅後すぐの体調チェック
避妊手術は全身麻酔を使うため、おうちに帰った時は少し元気がないことが多いです。
まずは帰宅したら、静かな場所でゆっくり休ませましょう。

ララちゃん、手術から帰ってきたときはどうだった?

ちょっとフラフラしたけど、ももがそばで見ててくれたから安心したワン♪

ララちゃん、手術頑張ったもんね!術後問題なく過ごせてよかった〜☆
清潔で静かな環境づくり
手術後は免疫力が下がっていることもあり、感染のリスクが高まります。
ベッドや毛布もきれいに洗濯しておくと、傷口が汚れにくくなります。
食事とお水の与え方
手術当日は麻酔の影響やエリザベスカラーの装着等で食欲が落ちることがあります。
その際、普段のフードを温めたりふやかしたりすると嗜好性が増して食べてくれることがあります。
食べ慣れていないものを与えると消化不良でお腹を壊してしまうことがあるので気をつけましょう。

ララちゃん、手術翌日はどんなごはんがよかった?

いつものフードをふやかしてくれたのが食べやすかったワン♪

ぼくももし手術したら、やわらかいごはんがいいにゃ〜
傷口のチェックとエリザベスカラー
避妊手術後はお腹の傷口を舐めてしまうことがあります。
化膿や糸が取れる原因になるので、エリザベスカラーや術後服を必ず着けましょう。
気になる変化があれば、すぐに病院に相談しましょう。
運動・散歩は控えめに
ワンちゃんの場合、散歩は抜糸が終わるまでは短時間・排泄程度にとどめましょう。
ネコちゃんは基本的に室内で過ごすので、ジャンプや激しい遊びは控えるようにします。

ララちゃん、術後のお散歩はどうだった?

最初はお庭だけでちょこっと歩くだけだったワン♪

ぼくはジャンプ大好きだけど、術後は我慢だにゃ〜
精神的なケアも忘れずに
手術後は体調だけでなく、気持ちも不安定になります。
飼い主さんが優しく声をかけたり、そっと撫でてあげたりすると安心します。
飼い主さんの落ち着いた態度が、ペットにとって大きな安心につながります。
体重管理とホルモン変化への対応
避妊手術後はホルモンバランスが変わり、太りやすくなることがあります。
早い段階で食事量・運動量を調整することが、肥満防止につながります。
いつ病院に連絡するか
以下のような場合は早めに動物病院へ連絡しましょう。
「様子を見てもいいのかな」と迷う場合も、まずは電話で相談することが大切です。
まとめ
避妊手術後は、**「静かな環境」「食事と水分管理」「傷口チェック」「適度な安静」「精神的なケア」**がポイントです。
飼い主さんが落ち着いて見守ることで、回復がスムーズになります。

ララちゃん、手術後にしてもらって嬉しかったことは?

そばにいて、優しく撫でてくれたことワン♪

ぼくも、いざという時はもも術後ケアお願いするにゃ〜。

もちろんだよ。
手術後は不安だものね。
ルルくんがいつも通り元気に過ごせるようにしっかりサポートするからね。
避妊手術は、将来の病気予防やストレス軽減につながる大切な選択です。
術後、トラブルがないようおうちの子を見守ってあげましょう。
この記事が、飼い主さんとワンちゃん・ネコちゃんの穏やかな回復のお手伝いになれば嬉しいです。
コメント