みなさんは「歯周病」が犬や猫にも多い病気だとご存じですか?
実は、3歳以上の犬猫の約8割以上が歯周病にかかっているといわれています。
歯周病は口臭や歯のぐらつきだけでなく、心臓や腎臓など全身の健康にも影響を及ぼす怖い病気です。
今回は、歯周病とペットの健康寿命との関わりについて、やさしくお話しします。
歯周病ってどんな病気?
歯周病とは、歯と歯ぐきの間にたまった歯垢(プラーク)や歯石が原因で、歯ぐきや歯を支える骨が炎症を起こす病気です。
初期は歯肉炎と呼ばれ、歯ぐきが赤く腫れる程度ですが、進行すると歯が抜け落ちたり、あごの骨まで溶けてしまうこともあります。
さらに恐ろしいのは、口の中の細菌が血液を通じて全身に広がり、心臓病や腎臓病などを引き起こすリスクがある点です。
つまり「歯の病気」で終わらないのが歯周病なのです。
健康寿命を縮める原因に?
犬や猫の平均寿命はこの数十年で大きく伸びています。
その背景には、医療の発達や食事の改善がありますが、歯周病対策が追いついていないケースも多いのが現実です。
例えば、
こうした悪循環から、健康でいられる期間(健康寿命)を短くしてしまうのです。
もも・ララちゃん・ルルくんのおしゃべり

ララちゃん、ルルくん。最近、歯みがきちゃんとできてる?

えへへ…ちょっと苦手なの。お口触られるとムズムズしちゃうんだよね。

ぼくも歯みがきはキライ!でも、この前ももに『口がくちゃいよ〜』って言われたにゃ…

そうなの。歯周病になると口臭が強くなるし、体の病気にもつながるんだよ。
知らないと怖い病気なの。

えっ!?お口の病気が体にも広がるの?

そう。心臓や腎臓に負担をかけて、病気を進めちゃうこともあるんだよ。

それはイヤだにゃ!長生きして、もっと遊びたいもん。

だから毎日のケアが大事。歯ブラシや歯みがきシート、デンタルガムも役立つよ。歯石がついてしまったら動物病院でのスケーリングも必要になるの。

わかった!これから頑張って歯みがきするよ!
飼い主さんができる歯周病対策
- 毎日の歯みがき
少しずつ慣らしていけば犬猫も受け入れてくれることが多いです。 - デンタルグッズを活用
歯みがきガム、デンタルシート、口腔ケアサプリなども上手に組み合わせましょう。 - 定期的な動物病院でのチェック
歯石は家庭で完全には取れないため、病院でのケアも欠かせません。
まとめ
歯周病は「口の病気」と思われがちですが、実は犬猫の健康寿命を大きく左右する病気です。
「知らなかった…」では済まされないことも多いため、今日から少しずつケアを始めていきましょう。
大切な家族が、いつまでも元気にごはんを食べて、笑顔で過ごせる時間を守るために――。
ももブログではこれからも、ララちゃん・ルルくんと一緒に歯と健康について発信していきます。

ララちゃん、ルルくん、これからも一緒にがんばろうね!

うん!お口もピカピカにする!

にゃーん!健康第一だにゃ!
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