猫に危険な観葉植物って?

はじめに

インテリアとしても癒しとしても人気の観葉植物。

でも、猫ちゃんにとっては「毒」になってしまうこともあります。

中毒のリスクや対処法をお伝えします。

猫が観葉植物をかじる理由は?

  • 好奇心(子猫や室内猫に多い)
  • 草を食べる本能(毛玉を吐きたい、胃のムカつきを和らげたい)
  • ストレスや退屈

猫にとって「毒」になる観葉植物

植物名中毒の主な症状
ポトスよだれ・嘔吐・口の炎症
シクラメン嘔吐・下痢・けいれん
アイビーよだれ・胃腸炎・呼吸困難
ユリ類(特に危険)嘔吐・食欲不振・腎不全(最悪の場合、死に至る)
アロエ下痢・嘔吐・けいれん

⚠️ 特に「ユリ科植物」は超要注意!花粉や葉1枚でも腎臓障害のリスクがあり、命に関わります。

中毒のサインは?

  • よだれが多い
  • 吐く・食欲が落ちる
  • 呼吸が速い・浅い
  • フラフラする
  • おしっこが出ない(腎臓障害)

猫は体が小さく、肝臓の解毒能力も人とは違います。

中毒症状が遅れて現れることもあるので、「元気そうだから大丈夫」と判断するのは危険です。

応急処置と動物病院での対応

◉自宅でできること

  • すぐに食べた植物を取り除く(口に残っていればふき取る)
  • 写真・植物名を控えておく(ラベルや商品名も)
  • 無理に吐かせない!(誤嚥や傷のリスクあり)

◉病院で行われること

  • 催吐、活性炭投与
  • 点滴(脱水・腎臓保護・排泄促進)
  • 血液検査(腎機能・肝機能)

予防策

  • 高い場所に置く or カバーする
  • フェイクグリーンに切り替える
  • ひとり遊びがしっかりできる環境づくり

予防は「起きてからの対処」よりずっと簡単。

人と同じで、未然に守る工夫がいちばんのケアです。

おわりに

おうちの子には「これ食べちゃダメよ」は通じません。

環境を整えることでトラブルは防げます。

取り返しのつかないことにならないよう、気をつけてあげましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました