こんにちは、ももです。
今日は「白内障」という目の病気についてお話しします。
「なんだか愛犬の目が白く見える気がする…」「視線が合いにくくなった気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
白内障はシニア期に多い病気ですが、若い犬でも起こることがあります。
今回は、白内障の症状や気づくポイント、治療の考え方をわかりやすくまとめました。
白内障ってどんな病気?
白内障は、目の中にある「水晶体」が白く濁ってしまう病気です。
水晶体はカメラでいうレンズの役割をしていて、透明であることで光を通し、物が見えています。
白内障になると、このレンズがだんだん白くにごり、視界がぼやけたり暗くなったりします。
進行するとほとんど見えなくなることもあります。

ララちゃん、おめめを見せてね

わん?どうしたの?

最近、白内障の相談が増えてるんだよ。
ララちゃんのお目目もきれいか確認しようね!

おめめはちゃんと見えてるよ!でもちょっとまぶしい時があるかな

犬も目が見えにくくなるんだね…。ぼくも気をつけなきゃ!
白内障の主な症状
白内障が進んでくると、次のような変化が見られることがあります。
特に「目が白く濁る」は分かりやすいサインのひとつです。
ただ、初期のころは白さが目立たないこともあるので、日頃からよく目を見てあげてください。
白内障と間違えやすい病気
目が白くなる病気は白内障だけではありません。
例えば「核硬化症」という加齢性の変化もあり、こちらは視力がそれほど落ちないことが多いです。
また、緑内障や角膜の異常でも白っぽく見えることがあるため、自己判断は危険です。
気になったら早めに動物病院で診察を受けてくださいね。

もも、白くなるとぜんぶ白くて見えなくなっちゃうの?

進行すると見えにくくなるけど、すぐに真っ白になるわけじゃないんだよ。点眼やサプリで進行を遅らせることもできるよ!

そっか…。ぼく、おめめ大事にするね!

紫外線も目に負担だから、お散歩の時間も気をつけようね☆
白内障の治療について
現在のところ、点眼薬や内服薬は「進行を遅らせること」が目的です。
完治させるには手術が必要になります。
手術は全身麻酔で行い、濁った水晶体を取り除いて人工レンズを入れます。
ただ、全ての犬が手術できるわけではなく、心臓や持病の状態、白内障の進行度を総合的に判断します。
「うちの子は手術が必要?」と迷ったときは、主治医に相談して詳しく検査してもらいましょう。
見えにくい愛犬と暮らす工夫
白内障で視力が落ちても、環境を工夫することで安心して暮らせます。
🐾家具の配置を変えない
覚えている道を頼りに歩きます。
🐾 危ない場所をガードする
階段や尖った角を柵やクッションで保護。
🐾 音や匂いで誘導する
呼ぶときに声をかけたり、音のするおもちゃを使う。
🐾 明るさに配慮する
夜間は小さなライトをつける。
見えにくくなった分、においや音、飼い主さんの声が大きな安心になります。
まとめ
白内障は決して珍しい病気ではありません。
特にシニア犬の多くが抱える目の変化です。
「なんだか目が白い気がする…」と感じたら、早めに動物病院で相談しましょう。
進行を遅らせたり、暮らしを快適にしたり、できることはたくさんあります。
日々の観察とやさしい声かけが、愛犬にとって何よりの安心です。
読んでくださってありがとうございました✨
愛犬の目を守るため、今日から少しずつできることをはじめてみてくださいね。

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