犬の外耳炎は放置すると危険?早めに気づくためのチェックポイント

愛犬がしきりに耳をかいたり、頭を振っているのを見たことはありませんか?

もしかするとそれは「外耳炎(がいじえん)」のサインかもしれません。

外耳炎は犬によく見られる耳の病気で、放置すると慢性化したり、耳の奥まで炎症が広がることもあります。

今回は動物看護師の視点から、外耳炎の症状や早期発見のポイント、治療・予防のコツをお話しします。

外耳炎ってどんな病気?

外耳炎は、耳の穴から鼓膜までの外耳道に炎症が起こる病気です。

原因はさまざまで、

耳の中の細菌やマラセチア(カビ) アレルギーやアトピー性皮膚炎 耳ダニ 耳毛や耳の形(垂れ耳の子に多い) 水や湿気のこもり

などが挙げられます。

もも
もも

ララちゃん、最近耳をかゆがってない?

ララちゃん
ララちゃん

うん、今は大丈夫!でも前に耳が赤くなって、病院行ったよね。

ルルくん
ルルくん

ボクは耳掃除されるとゴロゴロ言っちゃうけど、ワンちゃんは苦手な子が多いんだよね。

外耳炎のサインを見逃さないで

外耳炎の初期症状はわかりにくいこともあります。

早めに気づくためにチェックしたいポイントは次の通りです。

  • 耳をしきりにかいたり、
  • 頭を振る
  • 耳から嫌なにおいがする
  • 耳の中が赤くなっている
  • 耳だれ(分泌物)が出ている
  • 耳の周りを触ると嫌がる
  • しきりに床や壁に耳をこすりつける
もも
もも

ララちゃん、もしまた耳が赤くなったらすぐ教えてね。

ララちゃん
ララちゃん

うん!でも耳の中って自分じゃ見えないから、ももがチェックして〜。

ルルくん
ルルくん

耳のにおいが変わったら要注意だよ!ボクは鼻がいいからすぐわかるにゃ。

放置するとどうなるの?

外耳炎を放置すると、炎症が悪化して中耳炎や内耳炎に進行する危険があります。

症状が進むと平衡感覚が乱れ、頭が傾いたり、ふらついたり、顔の神経麻痺が出ることも。

重症化すると治療が長引き、繰り返しやすくなるため、早めの診察が大切です。

動物病院での治療

外耳炎の治療は、原因によって内容が変わります。

  • 耳の洗浄(耳だれや汚れを除去)
  • 点耳薬(抗菌薬や抗真菌薬)
  • 内服薬(抗生物質や抗炎症薬)
  • 原因の除去(耳ダニの駆除、アレルギー管理 など)

自己判断で耳掃除だけするのはNG!

耳の状態によっては掃除が逆効果になることもあるので、まずは診察を受けてから治療しましょう。

ララちゃん
ララちゃん

病院の耳掃除、ちょっと苦手だけどスッキリするんだよね。

ルルくん
ルルくん

ボクも耳掃除のあとスッキリ!でも綿棒で奥までグリグリはダメなんだよ。

おうちでできる予防とケア

外耳炎を予防するには、定期的な耳チェックと適切な耳掃除が大切です。

  • 耳のにおい・赤み・汚れを毎日チェック
  • 獣医師に相談したうえで専用イヤークリーナーを使用
  • 垂れ耳や耳毛の多い子は特に注意
  • 水遊びやシャンプー後は耳の中をよく乾かす
もも
もも

ララちゃん、これからも毎日お耳もチェックするね。

ララちゃん
ララちゃん

ありがと〜!もも〜

ルルくん
ルルくん

耳もお手入れすればイケワン・イケニャンになるにゃ!

まとめ

犬の外耳炎は身近な病気ですが、放置すると重症化するリスクが高いです。

「耳をかいてるな」「においがするな」と思ったら、早めに病院で診てもらいましょう。

日頃から耳の状態をチェックする習慣をつけることで、愛犬の健康を守ることができます。

もも
もも

今日のポイントは、耳のかゆみ・赤み・においを見逃さないこと!

ララちゃん
ララちゃん

これから毎週チェックしてくれるんだよね?

ルルくん
ルルくん

ボクも一緒にチェックするにゃ!

次回は「犬の耳掃除の正しいやり方と注意点」をご紹介予定です。お楽しみに!

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