多頭飼いのネコのストレスサインと対処法

今回はネコの多頭飼いで意外と見逃されがちな“ストレスサイン”とその対処法についてお話しします。

私たちが人と関わる中で気を使ったり疲れたりするように、ネコたちも日々、静かなストレスを感じていることがあります。

とくに多頭飼いでは、そのストレスが体調や行動に現れることも。

ネコのストレス、どんなときに?

ネコはもともと単独行動が好きな動物。

そのため、以下のような状況でストレスを感じやすくなります。

  • 新しいネコが来た
  • トイレやごはんの取り合い
  • 鳴き声・におい・目線
  • 逃げ場がない(プライベートスペースがない)

人間で言うと、知らない人と相部屋になって、トイレも共同、毎日顔を合わせる…という環境。

小さな不快感の積み重ねが、身体に影響を及ぼすこともあります。

ネコのストレスサイン

  • 隠れて出てこない
  • 食欲が落ちた(または食べすぎる)
  • グルーミングのしすぎ(またはしなくなる)
  • 粗相(トイレ以外での排泄)
  • 攻撃的になる or 無気力になる

⚠️症状としては軽く見えても、**ストレスホルモン(コルチゾール)**の影響で免疫力が下がり、病気につながることも。

具体的な対処法

 個室感覚の「逃げ場」をつくる

高い場所・カーテンの裏・キャリーケースなど、自分だけの安心空間を確保してあげましょう。

 ごはん・トイレは頭数+1が基本

競争や取り合いがストレスになるので、分けて置くことが大切です。

 匂いケア(フェロモン製剤の活用

「フェリウェイ」などのフェロモン拡散剤は、ネコに安心感を与えてくれます。

 接し方は“平等”に

どちらかだけを構いすぎると、もう片方が**「私は愛されてない」ストレス**を感じることも。

飼い主さんの心も大切

ストレスはネコだけでなく、飼い主さんにも…。

「うまくいかないな」「仲良くしてくれない」と悩んだときは、自分の心のケアも大切です。

「無理しない」「1人で抱え込まない」ことが基本。

かかりつけの動物病院に相談して見ましょう。

まとめ

ネコたちがそれぞれ安心して休めるところを作ることが大切です。

豪華なベッドを買わなくてもダンボール箱を気に入ってる猫も。

おうちのネコたちのお気に入り見つけてストレスなく過ごせるように工夫しましょう☆

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