犬にチョコは絶対ダメ!中毒の危険性と応急処置

 

はじめに

「犬にチョコを食べさせないでね!」と言われるのは知っていても、

「なぜダメなの?」「少しだけなら平気?」と思っていませんか?

犬にとってチョコレートは毒です。

犬のチョコレート中毒についてわかりやすくお伝えします。

■ 犬がチョコを食べてはいけない理由

  • チョコに含まれる「テオブロミン」という成分が中毒の原因
  • テオブロミンはカフェインと似た成分で、犬は分解できない
  • 人間なら平気な量でも、犬にとっては致死量になる可能性も

中毒の症状

症状具体的な変化
嘔吐食べてすぐ吐く
下痢消化不良のような便
興奮・震え目がギラギラして落ち着かない、手足がピクピクする
頻尿尿が近くなる、トイレの失敗
心拍数の増加鼓動が速くなる(安静時にも)
重度の場合けいれん、昏睡、死に至ることも

※食後数時間〜半日以内に出ることが多いです

⚠️テオブロミンは神経系や心臓に強く影響します。中枢神経刺激作用によって、興奮状態や不整脈が起こることも。

食べてしまったときの対処法

自宅でできること(やってはいけないことも含む)

  • すぐに何をどれくらい食べたかを把握
  • 無理に吐かせない
  • チョコのパッケージを保管して動物病院へ持参
  • 元気そうに見えても、数時間後に急変することがあるので、油断しない

◉動物病院での処置内容(看護師視点で補足)

  • 催吐処置(吐かせる)
  • 点滴・活性炭・入院処置など
  • 症状に応じてけいれん止めや心拍コントロールの処置

気をつけたいこと

  • 子どものお菓子やバレンタインのチョコを犬の届くところに置かない
  • お菓子を配るイベント時は「犬に渡さないでね」の声かけを
  • 家族全員で「犬にチョコ=絶対ダメ」を共有する

■ おわりに

「ほんの一口」でも、犬にとっては命に関わることも。

愛犬との暮らしを守るために、正しい知識と予防が何より大切です。

日頃から環境を整え、トラブルが起きないようおうちの子を見守ってあげましょう(^ ^)

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