ネコ草って本当に必要?

みなさんはおうちの子にネコ草をあげていますか?

実はネコ草は、あげないほうが良いんです。

その理由を今回はお伝えしたいと思います。

そもそもネコ草って何?

ネコ草とは、イネ科の植物(オーツ麦・大麦・小麦など)で、

猫が毛玉を吐き出すサポートをする目的で与えられることが多いです。

市販では育成キットとして簡単に手に入りますし、SNSでも「食べてて可愛い♡」とよく見かけますよね。

でも本当に、猫にとって“安全で必要なもの”なのでしょうか?

ネコ草の注意点

1. 嘔吐を促す=身体に負担がかかる

ネコ草を食べると、胃を刺激して毛玉と一緒に吐くことがあります。

これが「毛玉ケア」として歓迎される風潮もありますが、

実際には「嘔吐という行為自体、猫の身体にはかなりの負担」になります。

嘔吐が習慣化すると、胃粘膜の炎症や食道へのダメージにつながる可能性も。

2. 食べすぎによる腸閉塞のリスク

ネコ草の葉が長く・硬めだと、飲み込んだ後にうまく消化されず、

**腸内で詰まってしまう(=腸閉塞)**という事故も報告されています。

とくに噛まずに飲み込む癖のある子や、草を夢中でむしるタイプの子には要注意です。

3. カビや土に潜む菌への感染

ネコ草の栽培セットは、水分が多くカビやすい環境です。

猫が草と一緒にカビや細菌を口にすると、

  • 下痢や嘔吐
  • お腹の不調
  • アレルギー反応

など、健康に悪影響が出ることも…。

そもそも「草を食べる=毛玉ケア」って正しいの?

実は、ネコ草を食べなくても毛玉ケアはできます。

  • 高品質なフードには毛玉コントロール成分が含まれています
  • 日々のブラッシングで毛の飲み込みを減らすことが最重要
  • 食物繊維のバランスも、フードで自然に整えることが可能

つまり、ネコ草は「必須ではない」どころか、リスクを伴う“自己流ケア”になりがちなんです。

ネコ草の代わりにできるケア

ケア方法メリット
毎日のブラッシング飲み込む毛の量を大幅に減らせる
毛玉ケアフード吐かせず、自然に排出を促せる
室内での刺激(おもちゃ・運動)草を食べる代わりにストレスを減らせる

人間の身体と同様に「無理に吐かせる」よりも「吐かせなくて済む工夫」の方が、圧倒的に優しいと思います。

まとめ

ネコ草は、一見自然で良さそうに見えますが、

  • 嘔吐の習慣化
  • 消化管への物理的なリスク
  • 感染症リスク

など、身体にかかる負担やリスクも多いアイテムです。

ネコ草が“良さそう”に見えるだけで、猫の身体にとっては必要ではないどころか危険なこともあるのです。

ネコ草をあげなくてもネコちゃん幸せに過ごせるます。

環境づくりや食事の工夫をして豊かなで健康な毎日をサポートしてあげましょう(^ ^)

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