秋の公園で要注意!犬がどんぐりを食べると中毒になる!?危険な成分と注意点を解説

秋の公園を歩いていると、足元にコロコロと転がるどんぐり。

茶色くてかわいいその姿に、つい犬が興味を持って「パクッ」と口に入れてしまうこと、ありませんか?

実はこのどんぐり、犬にとってはとても危険な物なんです。

この記事では、どんぐりに含まれる中毒成分や、もし食べてしまったときの対処法、そして秋のお散歩で気をつけたいポイントをお話しします。


どんぐりに含まれる危険な成分とは?

どんぐりには「タンニン」という成分が含まれています。

タンニンは渋みのもととなるポリフェノールの一種で、人間が少量摂る分には問題ありません。

しかし犬の場合、体内で分解する力が弱く、肝臓や腎臓に負担をかけてしまうことがあります。

特に注意が必要なのは、コナラ、マテバシイ、ミズナラなどのどんぐり。

これらには比較的多くのタンニンが含まれ、中毒症状を起こすリスクが高いといわれています。


犬がどんぐりを食べてしまったときに起こる症状

タンニンによる中毒は、食べた量や体格によって差がありますが、
以下のような症状が見られることがあります。

  • 食欲不振
  • 嘔吐や下痢(特に黒っぽい便)
  • 元気がなくなる
  • 腹痛(お腹を丸めて痛がる)
  • よだれが増える
  • 重症になると、肝臓・腎臓の障害を引き起こすことも

症状が出るまでに数時間〜1日程度のタイムラグがあるため、

「お散歩のときに食べたかも?」と思ったら、早めに動物病院へ連絡するのが安心です。


もし食べてしまったらどうすればいい?

  1. すぐに口の中を確認する
     どんぐりのカラや破片が残っていたら、可能な限り取り除きましょう。
     (無理に手を入れて噛まれないよう注意!)
  2. 食べた量や時間をメモする
     獣医師に伝えると、処置の判断に役立ちます。
     「何時ごろ」「どれくらい」「どんな木の実」などを覚えておくと◎
  3. 自己判断で吐かせない
     ネットで「塩水を飲ませて吐かせる」といった情報を見かけますが、
     誤って塩中毒になる危険もあります。
     必ず獣医師の指示に従いましょう。
  4. できるだけ早く動物病院へ
     中毒は早期対応が大切です。
     時間が経つほど吸収が進んでしまうため、迷ったらすぐ受診を。

ももとララちゃんとルルくんの秋のお散歩会話

ララちゃん
ララちゃん

わ〜!どんぐりいっぱい落ちてる〜!おいしそうな匂いするかも♪

もも
もも

ララちゃん、それは食べちゃダメだよ。どんぐりはワンちゃんには危ないの!

ルルくん
ルルくん

へぇ〜、あんな小さいのに危ないんだニャ?

もも
もも

そうなの。どんぐりには“タンニン”っていう苦〜い成分が入ってて、ワンちゃんの体には毒になることがあるんだよ

ララちゃん
ララちゃん

そ、そうだったの!? 見た目かわいいのに〜!

もも
もも

見た目でだまされちゃうよね。でも食べちゃうとお腹が痛くなったり、吐いちゃったりすることもあるの

ルルくん
ルルくん

ぼくはニャんこだから食べないけど、ララちゃん気をつけるんだニャ!

ララちゃん
ララちゃん

うん!気をつけるワン!!

もも
もも

えらいね!ララちゃん♪


お散歩中にできる“どんぐり対策”

  1. 拾い食い防止のトレーニングをしておく
     「ちょうだい」「ダメ」などのコマンドを普段から練習しておくと安心です。
     おやつで上手に誘導しながら、楽しくトレーニングしましょう。
  2. 公園や神社など“どんぐりの多い場所”ではリードを短く持つ
     落ち葉や木の実がたくさんある場所では、リードを短めにして様子を観察。
     足元のチェックも忘れずに!
  3. 落ちているどんぐりをおもちゃと勘違いさせない
     転がして遊ぶのも危険。
     木の実そっくりのおもちゃは避け、食べ物とおもちゃの区別をつけるようにしましょう。

どんぐり以外にも秋に注意したい植物

秋は実りの季節。犬にとって危険な植物も増えます。
例えば——

  • ヒガンバナ(リコリン)
  • キンモクセイ(葉や実)
  • スズラン(強心配糖体)
  • イチョウの銀杏(メチルピリドキシン)

どれも「きれい」「いい香り」とつい近づきたくなるものばかり。

でも、ワンちゃんの体には有害な成分を含むものも多いんです。

お散歩のときは、足元と鼻先のチェックを忘れずに。


【拾い食いをさせない様にするアイテムのご紹介】

◉通気性の良い口輪で拾い食いを防止!


◉拾い食いをする前にワンちゃんに声かけをしておやつをあげてどんぐりを食べさせないようにしましょう♪


◉さっとあげやすいおやつ!小さくハサミで切れるものがおすすめ♪1本一度に上げるのではなく、小さくしたものを散歩の合間にちょこちょこアイコンタクトを取れたら上げるようにしましょう!



まとめ:秋の公園は楽しいけれど、油断は禁物!

秋の公園には、どんぐりや木の実がいっぱい。

ララちゃんのような好奇心旺盛なワンちゃんにとっては、まるで宝探しのような季節です。

でも、可愛い見た目に隠れている危険もあります。

どんぐりの「タンニン」は、犬の体には負担となり、中毒を引き起こすことがあります。

ポイント

  • どんぐりは犬にとって危険。食べさせないように注意。
  • 食べたらすぐに動物病院へ連絡。
  • お散歩中は拾い食い防止トレーニングが大切。

もも
もも

秋のお散歩は楽しいけど、安全がいちばんだね!

ララちゃん
ララちゃん

うんっ!どんぐりより、ももの手作りおやつがいい〜!

ルルくん
ルルくん

ボクもおやつ食べたいニャ〜!

もも
もも

OK〜!ふたりとも、おうちに帰ったらあげるね♪

落ち葉の季節、おうちのワンちゃんと安心してお散歩を楽しめますように(^ ^)


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