「モルモットが突然くしゃみをした!」
「何度もくしゃみをしているけれど、大丈夫?」
そんな経験はありませんか?
モルモットも人間と同じように、鼻に刺激が加わるとくしゃみをすることがあります。
牧草の粉やほこりが原因になることもありますが、くしゃみが続く場合は、呼吸器の病気が隠れている可能性もあります。
今回は、モルモットがくしゃみをする原因や、動物病院を受診する目安、自宅で気をつけたいポイントについて、わかりやすく解説します。
モルモットもくしゃみをするの?

モルモットも、鼻の粘膜が刺激されるとくしゃみをすることがあります。
くしゃみは、鼻に入った異物や刺激物を外に出そうとする体の反応です。
例えば、牧草を食べているときや、ケージの掃除をしたあとなどに、一時的にくしゃみが出ることがあります。
ただし、くしゃみが出る回数だけで、病気かどうかを判断することはできません。
食欲や元気、鼻水の有無、呼吸の様子なども一緒に確認することが大切です。
モルモットがくしゃみをする原因5つ

① 牧草の粉やほこり
モルモットのくしゃみの原因として考えられるのが、牧草の細かな粉やほこりによる刺激です。
チモシーなどの牧草には、細かく砕けた葉や粉が含まれていることがあります。
牧草を食べたり、顔を近づけたりしたときに、粉が鼻に入り、くしゃみが出ることがあります。
特に、袋の底にたまった細かい牧草の粉には注意しましょう。
牧草を与えるときのポイント
ただし、くしゃみが続いている場合は、牧草の粉だけが原因と決めつけないようにしましょう。
② 床材やケージ内のほこり
ケージ内の床材も、くしゃみの原因になることがあります。
例えば、細かな粉が出やすい木製の床材や、ほこりの多い敷材などです。
また、ケージ内に抜け毛や牧草の粉がたまっていると、鼻への刺激になることもあります。
床材を選ぶときは、粉が少なく、刺激の少ないものを選ぶことが大切です。
掃除の際には、ほこりを舞い上げないように気をつけましょう。
③ 香りの強いものや空気中の刺激物
モルモットの呼吸器は、空気中の刺激物の影響を受けることがあります。
特に注意したいのは、次のようなものです。
これらが鼻や気道を刺激し、くしゃみにつながる可能性があります。
モルモットのいる部屋では、香りの強い製品の使用をできるだけ避け、十分な換気を心がけましょう。
なお、くしゃみを「アレルギー」と自己判断することはおすすめできません。
刺激物による反応と感染症などは、症状だけでは区別が難しいことがあります。
④ 呼吸器の感染症
注意したいのが、細菌などによる呼吸器の感染症です。
モルモットでは、細菌感染によって鼻炎や肺炎などを起こすことがあります。
原因となる細菌には、Bordetella bronchiseptica(気管支敗血症菌)や Streptococcus pneumoniae(肺炎球菌)などがあります。
呼吸器の感染症では、くしゃみ以外にも次のような症状がみられることがあります。
モルモットは体調の悪さを隠すことがあるため、症状が軽く見えても注意が必要です。
特に、食欲の低下や呼吸の異常がある場合は、早めの受診が大切です。
⑤ 鼻の中の異物やその他の病気
牧草の細かな破片などが鼻に入り、くしゃみが出ることも考えられます。
また、歯の病気など、鼻の周囲に影響する問題が関係している場合もあります。
例えば、片側だけ鼻水が続く、顔が腫れている、食べにくそうにしているといった症状があれば、詳しい検査が必要になることがあります。
くしゃみが長く続く場合は、単なる刺激だけではない可能性も考えましょう。
モルモットのくしゃみ|病院に行く目安は?

くしゃみが出たときは、回数だけでなく、ほかの症状がないかを確認しましょう。
様子を観察できる場合
次のような状態であれば、短時間、注意深く様子を観察できることがあります。
例えば、牧草を食べているときに一度くしゃみをして、その後はいつもどおり過ごしている場合です。
ただし、元気そうに見えても病気が隠れていることはあります。
くしゃみを繰り返す場合は、動物病院に相談しましょう。
早めに動物病院を受診したい症状
次のような症状がある場合は、できるだけ当日中に動物病院へ相談することをおすすめします。
モルモットは、体調不良によって食事量が減ると、消化管の動きにも悪影響が出ることがあります。
「少し食べているから大丈夫」と判断せず、普段と比べて食べる量が減っていないか確認しましょう。
すぐに受診が必要な症状
次のような症状がある場合は、緊急性が高い状態です。
このような場合は、すぐに動物病院へ連絡し、緊急受診してください。
モルモットの呼吸困難は命に関わることがあります。
モルモットがくしゃみをしたときに自宅でできること

① 食欲と元気を確認する
まずは、普段と変わらず食事をしているか確認しましょう。
特に牧草を食べる量は大切な観察ポイントです。
ペレットや野菜だけでなく、牧草もしっかり食べているか確認してください。
また、うんちの量や大きさにも注目しましょう。
② 鼻水や目やにを確認する
鼻の周りが濡れていないか、目やにが増えていないかを確認します。
鼻水は透明な場合もあれば、白っぽい場合もあります。
鼻水の色だけで原因を判断することはできません。
また、前足の内側が鼻水で汚れていることもあるため、確認してみましょう。
③ ケージの環境を見直す
牧草の粉や床材のほこりが多くないか確認しましょう。
また、ケージの周囲に芳香剤やスプレーなどがないかもチェックしてください。
換気は大切ですが、エアコンや窓からの冷たい風がモルモットに直接当たらないように注意しましょう。
④ 体重を測定する
モルモットの健康管理には、定期的な体重測定が役立ちます。
くしゃみが続いているときは、体重が減っていないかも確認しましょう。
できれば同じ時間帯に測定し、記録を残しておくと変化に気づきやすくなります。
⑤ くしゃみの様子を動画に撮る
動物病院では、診察中にくしゃみが出ないこともあります。
そのため、くしゃみの様子や呼吸の音を動画に残しておくと、獣医師に状態を伝える際の参考になります。
ただし、撮影のために受診を遅らせないようにしましょう。
モルモットのくしゃみでやってはいけないこと

くしゃみが続いているからといって、自己判断で薬を使用することは避けましょう。
特に注意したいのが、人間用の風邪薬や、ほかの動物に処方された抗菌薬です。
モルモットには使用に注意が必要な抗菌薬があり、不適切な投与によって重い消化器障害を起こすことがあります。
必ずモルモットの診療に対応している獣医師の指示に従ってください。
また、呼吸が苦しそうな場合に無理に食べ物や水を口に入れることも危険です。
モルモットのくしゃみに関するよくある質問

Q. モルモットが1回だけくしゃみをしました。病気ですか?
1回だけのくしゃみで、必ずしも病気とは限りません。
牧草の粉やほこりなどが刺激になった可能性もあります。
ただし、くしゃみが繰り返される場合や、鼻水・食欲低下などがみられる場合は、動物病院に相談しましょう。
Q. モルモットは寒いとくしゃみをしますか?
冷たい空気が鼻を刺激する可能性はありますが、くしゃみだけで寒さが原因とは判断できません。
また、寒さや急激な温度変化は体への負担になることがあります。
室温を安定させ、冷たい風が直接当たらない環境を整えましょう。
Q. モルモットのくしゃみはほかのモルモットにうつりますか?
原因が感染症の場合は、ほかのモルモットに広がる可能性があります。
複数飼育している場合は、くしゃみをしている子だけでなく、ほかの子の食欲や呼吸の様子も確認しましょう。
感染症が疑われる場合は、獣医師に隔離や衛生管理の方法を相談してください。
Q. 鼻水が出ていなければ安心ですか?
鼻水が出ていなくても、呼吸器の病気を完全に否定することはできません。
くしゃみが続く場合は、鼻水がなくても受診を検討しましょう。
まとめ|モルモットのくしゃみはほかの症状も一緒に確認しよう

モルモットのくしゃみには、牧草の粉やほこりなどの一時的な刺激から、呼吸器の感染症まで、さまざまな原因が考えられます。
大切なのは、くしゃみだけを見るのではなく、食欲・元気・鼻水・呼吸の様子を一緒に確認することです。
一時的なくしゃみで元気や食欲に変化がない場合は、環境を確認しながら注意深く観察できることもあります。
一方で、くしゃみが続いたり、鼻水や食欲低下がみられたりする場合は、早めに動物病院に相談しましょう。
呼吸が苦しそうな場合は緊急受診が必要です。
モルモットは小さな体で、一生懸命毎日を過ごしています。
だからこそ、いつもと違う小さな変化に気づいてあげたいですね。
大切なモルちゃんが、今日も元気に過ごせますように🐹🍀
※この記事は一般的な飼育・健康管理の情報を紹介するものであり、診断や治療に代わるものではありません。症状がある場合は、モルモットの診療に対応した動物病院へご相談ください。
🐹モルちゃんとの暮らしをもっと楽しく、安心できるものにするための情報をほかの記事でも紹介していますので、よかったらこちらもぜひご覧くださいね🐹💕



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