朝晩が少しずつ冷えるようになると、
「モルちゃん、寒くないかな?」
「丸くなっているけど大丈夫?」
と心配になることはありませんか?
モルモットは「寒いよ」と言葉で伝えることができません。
その代わり、いつもより動かなくなったり、体を丸めたり、暖かい場所から出てこなくなったりと、行動や体の様子に変化が見られることがあります。
ただし、こうした変化をすべて「寒いから」と考えてしまうのは注意が必要です。
体調不良が隠れていることもあるため、普段の様子と比べながらモルちゃんからの小さなサインに気づいてあげましょう。
この記事では、モルモットが寒いときに見せることがあるサインや、秋冬の寒さ対策、毎日チェックしたいポイントについてお話しします。
モルモットは寒さが苦手?

モルモットを飼育するときは、暑すぎても寒すぎても負担にならないよう、過ごしやすい環境を整えてあげることが大切です。
特に秋から冬にかけては、昼間は暖かくても朝晩に急に冷え込むことがあります。
さらに同じ室内でも、
などは、飼い主さんが過ごしている場所より冷えていることがあります。
人が「それほど寒くない」と感じていても、モルちゃんが過ごしているケージ周辺は思った以上に冷えていることも。
温度計はできるだけモルちゃんが実際に過ごしている高さや場所を意識して設置すると、環境を把握しやすくなります。
モルモットが寒いときに見せることがあるサイン

寒さを感じているときには、普段とは少し違った様子が見られることがあります。
体を丸めてじっとしている
いつもより体を小さく丸めて、じっとしていることがあります。
体を丸めることで、体温が逃げるのを抑えようとしている可能性があります。
ただし、丸まって動かない様子は体調が悪いときにも見られます。
「寒いだけかな?」で終わらせず、食欲やうんち、呼吸、動きなども一緒に確認しましょう。
ハウスからなかなか出てこない
普段は飼い主さんが近づくと出てくるのに、寒くなってからハウスの中にいる時間が長くなることもあります。
ハウスの中は周囲より暖かく感じられるため、居心地のよい場所を選んでいる可能性があります。
一方で、体調不良で動きたくない場合にも隠れて過ごすことがあります。
**「いつもと比べてどうか」**を見てあげることが大切です。
毛をふくらませている
寒いときには、毛がいつもよりふわっとして見えることがあります。
毛の間に空気の層をつくり、体温を保とうとしていることが考えられます。
しかし、毛を逆立てたような状態で長時間じっとしている場合は、寒さ以外の体調不良でも見られることがあります。
食欲がない、動かないなど、ほかの変化がないか確認しましょう。
耳や足先が冷たく感じる
耳や足先を触ったときに「いつもより冷たい?」と感じることもあるでしょう。
ただし、耳や足先の温度だけでモルモットの体温や健康状態を判断することはできません。
耳が冷たい=低体温とは限らないため、全身の様子と合わせて確認することが大切です。
動きが少なくなる
寒い環境では、いつもより動きが少なく見えることがあります。
普段ならケージの中を歩いたり、ごはんを催促したりする子がじっとしているときは、室温を確認してみましょう。
ただし、動かなくなることは体調不良の重要なサインでもあります。
呼びかけへの反応や歩き方なども確認してください。
食欲が落ちる
「寒くなってから、牧草を食べる量が減った気がする」
そんな変化にも注意が必要です。
モルモットにとって、食べない・食べる量が減るという変化はとても重要です。
寒さが関係しているように見えても、歯のトラブルや消化器の不調など、別の原因が隠れている可能性があります。
食欲低下を単なる寒さのせいにせず、早めに原因を考えることが大切です。
「寒いだけ」と決めつけないことが大切

ここはぜひ覚えておいてほしいポイントです。
体を丸める、動かない、ハウスから出ない、毛をふくらませる、食欲が落ちる――。
これらは寒いときだけに見られる行動ではありません。
体調が悪いときにも似た様子を見せることがあります。
そのため、
「今日は寒いから動かないんだろう」
と決めつけてしまうのはおすすめできません。
室温を整えても元気がない、牧草を食べない、うんちが少ない・出ていない、呼吸の様子がおかしいなどの変化がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
秋冬にできるモルモットの寒さ対策

ケージ周辺の温度を確認する
まずは、モルちゃんが実際に過ごしている場所の温度を確認しましょう。
部屋全体の温度だけではなく、ケージ付近の温度を把握することが大切です。
特に床付近は冷えやすいため、ケージを低い位置に置いている場合は注意してみてください。
冷気が入りやすい場所を避ける
窓際や玄関付近などは、冬になると冷気の影響を受けやすくなります。
また、暖房を使っていても、場所によって温度差が生じることがあります。
ケージの置き場所を見直し、急激な温度変化が起こりにくい環境を整えてあげましょう。
安心して休めるハウスを用意する
周囲を囲まれたハウスなど、落ち着いて休める場所を用意してあげるのもよいでしょう。
ただ暖かくするだけではなく、モルちゃん自身が
「ここは暖かい」
「こっちは少し涼しい」
と居場所を選べる環境にしてあげることも大切です。
必要に応じてペットヒーターを使用する
室温だけでは十分な環境を保ちにくい場合には、小動物用のヒーターなどを利用する方法もあります。
ただし、ケージ全体を暖めすぎてしまうと、モルちゃんが暑いと感じたときに逃げる場所がなくなってしまいます。
暖かい場所と、ヒーターから離れられる場所の両方をつくることを意識しましょう。
ヒーターを使うときに気をつけたいこと

ヒーターを使用するときは、「置いたから安心」ではありません。
実際にモルちゃんが過ごしている場所の温度を確認しながら使いましょう。
また、
など、安全面も確認してください。
商品ごとに使用方法が異なるため、必ず説明書に従って使用しましょう。
秋冬こそ毎日の健康チェックを

寒くなってきたら、温度管理と一緒にモルちゃんの健康チェックも続けましょう。
特に見ておきたいのは、
といったポイントです。
毎日見ている飼い主さんだからこそ気づける、小さな変化があります。
「なんとなくいつもと違う」
その感覚も、とても大切な健康チェックのひとつです。
まとめ|モルちゃんからの「寒いかも?」のサインを見逃さないで

モルモットは言葉で「寒い」と伝えることはできません。
体を丸めたり、ハウスで過ごす時間が増えたり、動きが少なくなったりと、行動の変化として現れることがあります。
秋から冬にかけては、モルちゃんが実際に生活している場所の温度を確認し、暖かい場所と離れられる場所の両方を用意することを意識してみてください。
そして何より大切なのは、寒そうに見える変化をすべて「寒さのせい」にしないこと。
食欲、うんち、体重、動きなども一緒に確認し、いつもと違う状態が続く場合には早めに動物病院へ相談しましょう。
毎日一緒に過ごしているからこそ気づける、モルちゃんからの小さなサインがあります。
これから寒くなる季節も、モルちゃんが安心して快適に過ごせる環境を整えてあげたいですね🐹🌿
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