モルモットがペットシーツをかじっていたり、マットについているタグを引っ張っていたりする姿を見たことはありませんか?
「ちょっとかじっているだけだから大丈夫かな?」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、モルモットが食べ物ではないものを飲み込んでしまうと、思わぬトラブルにつながることがあります。
実は、モルモットは吐くことができない動物です。
そのため、誤食してしまった場合は、犬や猫とは異なる注意が必要になります。
今回は、モルモットが誤食しやすいもの、吐けない理由、誤食したときの危険性、毎日できる予防法について、わかりやすくご紹介します。
モルモットは吐くことができない動物!

モルモットは、基本的に嘔吐できない動物です。
胃の構造や、食道と胃のつなぎ目の仕組みなどから、犬や猫のように胃の内容物を吐き戻すことができません。
そのため、ペットシーツや布、プラスチックなどを誤って飲み込んでしまっても、吐いて外に出すことはできません。
飲み込んだものの種類や大きさによっては、消化管に詰まったり、消化管を傷つけたりする可能性があります。
ただし、すべての異物が必ず詰まるわけではありません。
小さな異物が便と一緒に排出される場合もありますが、家庭で安全かどうかを判断することは困難です。
「そのうち吐き出すかもしれない」と考えて様子を見ることは危険です。
誤食が疑われる場合は、症状がなくても早めに動物病院へ相談しましょう。
モルモットはどうしていろいろなものをかじるの?

モルモットは草食動物で、歯が生涯伸び続ける特徴があります。
牧草などを繰り返し噛むことは、歯の健康を維持するために大切です。
また、モルモットは身の回りにあるものを口で確かめることもあります。
マットの端を引っ張ったり、ハウスをかじったりする行動が見られることもあります。
ただし、かじることと、食べても安全であることは別です。
食べ物ではないものを飲み込んでしまうと、健康に影響する可能性があります。
モルモットが誤食しやすいもの5選

① ペットシーツ
モルモットのケージにペットシーツを使用しているご家庭も多いと思います。
ペットシーツはお掃除に便利ですが、モルモットが端を引っ張り出して、かじってしまうことがあります。
ペットシーツには、吸水材やフィルムなどが使われています。
これらを飲み込んでしまうと、消化管内で詰まるなどのトラブルにつながる可能性があります。
特に、シーツが破れて中の吸水材が出ている場合は注意が必要です。
誤食を防ぐためのポイント
ペットシーツは便利な飼育用品ですが、モルモットが直接口にできない環境を整えることが大切です。
② タオルや布製品
モルモットの寝床やケージに、タオルや布製のマットを使用しているご家庭もあると思います。
柔らかく、洗濯もしやすい便利なアイテムですが、布をかじってしまうモルモットには注意が必要です。
特に気をつけたいのが、ほつれた糸や布の切れ端です。
糸状の異物を飲み込むと、消化管内で引っかかったり、詰まったりする可能性があります。
また、布の一部がなくなっている場合は、飲み込んでいる可能性も考えられます。
誤食を防ぐためのポイント
布製品を使用するときは、清潔さだけでなく、安全性も確認してあげましょう。
③ プラスチック製品
モルモットのケージには、プラスチック製のハウスや食器、トンネルなどを使用することがあります。
しかし、これらの用品をかじってしまうモルモットもいます。
プラスチックの破片を飲み込むと、消化管を傷つけたり、詰まったりする可能性があります。
また、かじられた部分が鋭くなっていると、口の中を傷つけるおそれもあります。
誤食を防ぐためのポイント
モルモットが毎日使うものだからこそ、定期的なチェックが大切です。
④ マットや布製品についているタグ
意外と見落としやすいのが、マットや布製ハウスについているタグです。
洗濯表示タグや商品タグが気になって、引っ張ったり、かじったりするモルモットもいます。
特に、マットの端についているタグは、モルモットの口が届きやすい場所にあることも。
タグをかじって飲み込んでしまうと、消化管内で詰まるなどのトラブルにつながる可能性があります。
また、タグだけでなく、縫い目から出ている糸や、ほつれた布にも注意が必要です。
誤食を防ぐためのポイント
「今までかじったことがないから大丈夫」と思っていても、ある日突然かじり始めることもあります。
新しいマットを使い始めるときや、洗濯後に敷き直すときには、タグや縫い目までチェックしてあげましょう。
⑤ 輪ゴムや小さな日用品
ケージの中だけでなく、部屋んぽ中の誤食にも注意が必要です。
床に落ちている輪ゴムやビニール、テープ、小さな部品などを、モルモットが口にしてしまうことがあります。
また、電気コードをかじると、感電や口のやけどにつながる危険性もあります。
誤食を防ぐためのポイント
部屋んぽはモルモットにとって運動や気分転換の時間になります。
安心して楽しめるように、安全なスペースを用意してあげましょう。
モルモットが誤食するとどうなる?

モルモットが食べ物ではないものを飲み込んだ場合、異物の種類や大きさによっては、消化管に詰まることがあります。
これを消化管閉塞といいます。
また、異物によって消化管が傷ついたり、消化管の動きが悪くなったりする可能性もあります。
特に注意したい症状
ただし、誤食した直後は普段どおりに見えることもあります。
症状がないからといって、必ずしも安全とは限りません。
異物を飲み込んだ可能性がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
モルモットが誤食したらどうすればいい?

もしモルモットがペットシーツやマットのタグなどを飲み込んでしまった場合は、落ち着いて状況を確認しましょう。
① 何を飲み込んだのか確認する
ペットシーツ、布、タグ、プラスチックなど、飲み込んだ可能性があるものを確認します。
② どのくらい飲み込んだ可能性があるか確認する
かじられた部分や、なくなっている部分を確認しましょう。
③ 動物病院へ連絡する
誤食が疑われる場合は、症状がなくても、できるだけ早くモルモットを診察できる動物病院に連絡しましょう。
受診するときには、かじったものの残りや製品の写真などがあると役立ちます。
④ 自己判断で処置しない
モルモットは嘔吐できない動物です。
無理に吐かせようとしたり、下剤や油などを飲ませたりしないでください。
また、消化管閉塞が疑われる場合、自己判断で強制給餌を行うことも危険です。
食欲がない、便が減っている、お腹が張っているなどの症状がある場合は、緊急の診察が必要です。
誤食を防ぐために毎日チェックしたい7つのこと

モルモットの誤食を防ぐためには、毎日のちょっとした確認が大切です。
① ペットシーツの端が出ていないか
シーツを引っ張り出してかじれない状態になっているか確認しましょう。
② マットのタグが口に届かないか
洗濯表示タグや商品タグが露出していないか確認しましょう。
③ タオルや布がほつれていないか
糸が出ていたり、布が破れたりしていないかチェックしましょう。
④ ハウスや食器に破損がないか
プラスチック製品などにかじり跡や破損がないか確認しましょう。
⑤ 小さな部品が取れそうになっていないか
おもちゃや飼育用品の飾り、留め具などにも注意しましょう。
⑥ 部屋んぽスペースに危険なものがないか
輪ゴムやビニール、電気コードなどがないか確認しましょう。
⑦ 牧草を十分に食べられる環境になっているか
モルモットにとって牧草は大切な主食です。
いつでも新鮮な牧草を食べられる環境を整えましょう。
ただし、牧草を十分に与えていても誤食が起こらないとは限りません。危険なものを口にできない環境づくりが基本です。
かじってもいいものを用意してあげよう!

モルモットは、身の回りにあるものをかじることがあります。
ペットシーツやマットのタグなど、誤食すると危険なものを遠ざけるとともに、モルモットが安全にかじれる飼育用品を用意してあげることもおすすめです。
① モルモット用のかじり木
モルモット用に販売されている、無塗装・無処理のかじり木を選びましょう。
木をかじることで、モルモットの自然な行動を楽しむことができます。
ただし、木の種類や加工方法によっては適さないものもあるため、モルモットに使用できる製品か確認することが大切です。
ささくれや破損が見られた場合は交換しましょう。
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② 木製のハウス
木製のハウスは、モルモットが安心して隠れたり、休んだりできる場所になります。
無塗装で、モルモットに適した木材を使用したものを選ぶとよいでしょう。
かじることも想定された製品なら、ハウスの端をかじる行動にも対応しやすくなります。
ただし、大きな木片を飲み込んでしまう場合や、ささくれができた場合は使用を中止してください。
⭐️我が家ではこれを使っています♪寝っ転がりながらかじれていいみたい🐹💕
③ いちばん大切なのは牧草!
モルモットの歯の健康を維持するうえで、特に大切なのが牧草です。
チモシーなどの牧草をしっかり噛むことは、奥歯の自然な摩耗にも役立ちます。
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かじり木や木製ハウスは牧草の代わりにはなりません。
いつでも新鮮な牧草を食べられる環境を整えたうえで、かじり木や木製ハウスを取り入れてあげましょう。
また、かじれる用品を用意しても、ペットシーツやタグをかじらなくなるとは限りません。危険なものを口にできない環境づくりも続けてください。
モルちゃんが安心して過ごせるように、毎日の環境を少しずつ工夫してあげたいですね。🐹💕
まとめ|吐けないモルモットだからこそ、誤食予防を大切に

モルモットにとって、物をかじることは珍しい行動ではありません。
しかし、ペットシーツやマットのタグ、布、プラスチックなど、食べ物ではないものを飲み込んでしまうと、健康に影響する可能性があります。
モルモットは吐くことができない動物です。
だからこそ、誤食してから対処するのではなく、誤食しにくい環境を整えてあげることが大切です。
特に、毎日使っているマットのタグや、ペットシーツの端などは見落としやすい部分です。
毎日のケージ掃除や部屋んぽの前に、少しだけ周囲を確認してみましょう。
小さな気づきが、大切なモルモットの健康を守ることにつながります。
モルちゃんのマット、タグがついたままになっていませんか?🐹
ぜひ一度、チェックしてみてくださいね。
※この記事は一般的な飼育情報です。誤食が疑われる場合は、自己判断で様子を見続けず、モルモットの診療に対応した動物病院へ相談してください。
🐹モルちゃんとの暮らしをもっと楽しく、安心できるものにするための情報をほかの記事でも紹介していますので、よかったらこちらもぜひご覧くださいね🐹💕



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