愛玩動物看護師国家試験の勉強をしていると、
「覚えたはずなのに、選択肢を見ると迷ってしまう」
「似たような名前や働きがあって混乱する」
「最後の2択で間違えてしまう…」
そんな経験はありませんか?
今回は、愛玩動物看護師国家試験対策「間違えやすいひっかけ問題」第2弾をお届けします!🐶🐱
今回のテーマは、抗菌薬・脳神経・ショック・免疫・ホルモンの5分野です。
それぞれ2問ずつ、合計10問を用意しました。
難易度は中級レベル。
本番を意識した5択問題で、似ている用語や作用の違いを確認していきましょう。
各問題にはプチ解説も付いているので、間違えた問題もしっかり復習できます。
ぜひ、何問正解できるかチャレンジしてみてくださいね!
予想問題10問スタート!

第1問
細菌の細胞壁合成を阻害する抗菌薬はどれか。
① エンロフロキサシン
② ドキシサイクリン
③ ゲンタマイシン
④ アモキシシリン
⑤ クロラムフェニコール
正解:④ アモキシシリン
プチ解説:
アモキシシリンはペニシリン系抗菌薬で、細菌の細胞壁合成を阻害します。
一方、エンロフロキサシンはDNA複製に関わる酵素を阻害し、ドキシサイクリンやゲンタマイシンなどはタンパク質合成を阻害します。
「ペニシリン系=細胞壁合成阻害」を覚えておきましょう。
第2問
ニューキノロン系抗菌薬の主な作用機序はどれか。
① DNAジャイレースなどの阻害
② 葉酸合成の阻害
③ 細胞膜の破壊
④ タンパク質合成の阻害
⑤ 細胞壁合成の阻害
正解:① DNAジャイレースなどの阻害
プチ解説:
エンロフロキサシンなどのニューキノロン系抗菌薬は、細菌のDNAジャイレースやトポイソメラーゼⅣを阻害します。
これによりDNAの複製が妨げられ、抗菌作用を示します。
「ニューキノロン系=DNA複製を阻害」と覚えましょう。
第3問
舌の運動を主に支配する脳神経はどれか。
① 舌咽神経
② 迷走神経
③ 三叉神経
④ 顔面神経
⑤ 舌下神経
正解:⑤ 舌下神経
プチ解説:
舌下神経は第Ⅻ脳神経で、舌の筋肉の運動を主に支配しています。
障害されると、舌の運動異常や萎縮などがみられることがあります。
一方、舌咽神経は舌の後方の味覚や咽頭の感覚などに関わります。
「舌下神経=第Ⅻ脳神経・舌の運動」がポイントです。
第4問
顔面の感覚や咀嚼筋の運動に関与する脳神経はどれか。
① 顔面神経
② 舌咽神経
③ 迷走神経
④ 三叉神経
⑤ 舌下神経
正解:④ 三叉神経
プチ解説:
三叉神経は第Ⅴ脳神経で、顔面の感覚と咀嚼筋の運動を担っています。
一方、顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、主に表情筋の運動や瞬きに関わります。
「三叉神経=顔面の感覚・咀嚼筋」「顔面神経=表情筋・瞬き」の違いを覚えておきましょう。
第5問
循環血液量減少性ショックの原因として最も適切なのはどれか。
① 心タンポナーデ
② 重度の不整脈
③ 大量出血
④ アナフィラキシー
⑤ 脊髄損傷による血管拡張
正解:③ 大量出血
プチ解説:
循環血液量減少性ショックは、出血や重度の脱水などによって循環血液量が不足することで起こります。
心臓へ戻る血液量が減少し、心拍出量が低下することで組織への酸素供給が不足します。
一方、心タンポナーデは閉塞性ショック、重度の不整脈は心原性ショックの原因となることがあります。
「循環血液量減少性ショック=出血・脱水」と覚えましょう。
第6問
血管拡張や血管透過性の亢進によって、分布異常性ショックを引き起こす代表的な病態はどれか。
① 肺動脈血栓塞栓症
② 胃拡張胃捻転症候群
③ 重度の僧帽弁閉鎖不全症
④ 急性出血
⑤ 敗血症
正解:⑤ 敗血症
プチ解説:
敗血症では、感染に対する全身の異常な反応によって、血管拡張や血管透過性の亢進が起こることがあります。
重症化すると、組織への血液供給が不足し、敗血症性ショックを引き起こします。
一方、急性出血は循環血液量減少性ショック、重度の心機能低下は心原性ショックの原因となります。
「敗血症性ショック=分布異常性ショック」と覚えておきましょう。
第7問
免疫グロブリンIgAの特徴として正しいものはどれか。
① 胎盤を通過して胎子に移行する主要な抗体である
② Ⅰ型アレルギー反応に主に関与する
③ 初回免疫応答で最初に多く産生される
④ 唾液や涙、腸管粘液などに多く存在する
⑤ 肥満細胞の表面に結合して脱顆粒を引き起こす
正解:④ 唾液や涙、腸管粘液などに多く存在する
プチ解説:
IgAは、唾液・涙・腸管粘液・乳汁などの分泌液に多く存在し、粘膜の免疫防御に重要な役割を果たします。
病原体が粘膜から侵入するのを防ぐ働きがあります。
免疫グロブリンの特徴も整理しましょう。
・IgG:血液中に最も多く存在する抗体
・IgA:粘膜や分泌液での免疫防御
・IgM:初回免疫応答で早期に産生される
・IgE:Ⅰ型アレルギー反応に関与
・IgD:主に成熟ナイーブB細胞の表面に存在
「IgA=粘膜免疫・分泌液」と覚えておきましょう。
第8問
Ⅲ型アレルギー反応(免疫複合体型)が病態に関与する代表的な疾患はどれか。
① 重症筋無力症
② 全身性エリテマトーデス(SLE)
③ アトピー性皮膚炎
④ 自己免疫性溶血性貧血
⑤ アレルギー性接触皮膚炎
正解:② 全身性エリテマトーデス(SLE)
プチ解説:
全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己抗体や免疫複合体が関与する自己免疫疾患です。
免疫複合体が腎臓や血管などに沈着し、炎症や組織障害を引き起こすことがあります。
代表的な分類では、自己免疫性溶血性貧血や重症筋無力症はⅡ型、アレルギー性接触皮膚炎はⅣ型に分類されます。
「Ⅲ型=免疫複合体=SLE・血清病」を覚えておきましょう。
※SLEには複数の免疫機序が関与します。また、アトピー性皮膚炎もⅠ型反応だけでは説明できません。
第9問
副腎髄質から分泌されるホルモンはどれか。
① コルチゾール
② アルドステロン
③ アドレナリン
④ サイロキシン
⑤ インスリン
正解:③ アドレナリン
プチ解説:
アドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンの一種です。
交感神経系の反応に関わり、心拍数の増加や気管支の拡張などを引き起こします。
一方、コルチゾールやアルドステロンは副腎皮質から分泌されます。
「副腎髄質=アドレナリン」「副腎皮質=コルチゾール・アルドステロン」を整理しておきましょう。
第10問
抗利尿ホルモン(ADH)の主な作用はどれか。
① 腎臓での水の再吸収促進
② 胃酸分泌の促進
③ 血糖値の低下
④ 血中カルシウム濃度の低下
⑤ 赤血球産生の促進
正解:① 腎臓での水の再吸収促進
プチ解説:
抗利尿ホルモン(ADH)は、視床下部で合成され、下垂体後葉から放出されます。
腎臓の集合管などに作用して水の再吸収を促進し、尿量を減少させます。
ADHの作用が不足すると、多尿や多飲がみられることがあります。
「ADH=水の再吸収促進・尿量減少」を押さえましょう。
まとめ|似ている用語の違いを整理しよう!

今回は、愛玩動物看護師国家試験対策「間違えやすいひっかけ問題」第2弾として、5択問題10問にチャレンジしました。
何問正解できましたか?
今回の問題では、抗菌薬の作用機序、脳神経の働き、ショックの分類、免疫グロブリンやアレルギー反応、ホルモンの作用について確認しました。
どれも、似た名前や働きを混同しやすい分野です。
国家試験では、単に正解を覚えるだけでなく、「ほかの選択肢はなぜ違うのか?」まで理解することが大切です。
間違えた問題はプチ解説を読み直し、苦手なポイントを一つずつ整理していきましょう。
毎日の小さな積み重ねが、国家試験への自信につながります。
愛玩動物看護師を目指す皆さんを応援しています!🐾
次回のひっかけ問題【第3弾】もお楽しみに!
※本記事は国家試験対策のために作成したオリジナル問題です。実際の試験問題や出題内容を保証するものではありません。
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