ハムスターを見ていると、「いつもより呼吸が速い気がする」「体が小刻みに動いているけれど大丈夫?」と心配になることはありませんか?
ハムスターは体が小さく、もともと呼吸の速い動物です。そのため、胸やお腹が細かく動いて見えることがあります。
しかし、呼吸が速い状態が続く場合や、苦しそうに呼吸している場合には注意が必要です。
今回は、ハムスターの呼吸が速くなる原因や、注意したい症状、動物病院を受診する目安について、わかりやすく解説します。
ハムスターの呼吸が速いのは正常?

ハムスターは人間よりも心拍数や呼吸数が多い動物です。
安静時の呼吸数は種類や状態によって異なりますが、目安として1分間に約35〜135回程度とされています。
ただし、呼吸数には個体差があり、活動量や周囲の環境によっても変化します。
そのため、呼吸数だけで正常か異常かを判断することはできません。
大切なのは、普段の呼吸と比べて変化があるかどうかです。
普段から寝ているときの呼吸の様子を観察しておくと、体調の変化に気づきやすくなります。
ハムスターの呼吸が速くなる原因5つ

① 運動した直後
ハムスターは回し車で走ったり、ケージの中を活発に動き回ったりします。
運動すると体が多くの酸素を必要とするため、一時的に呼吸が速くなることがあります。
運動後に呼吸が速くなっても、休息によって落ち着き、元気や食欲に変化がなければ、生理的な反応の可能性があります。
ただし、休んでも呼吸が速い状態が続く場合は注意が必要です。
② 暑さによる影響
ハムスターは暑さに弱い動物です。
室温が高くなると体に負担がかかり、呼吸が速くなることがあります。
特に夏場は、熱中症に注意が必要です。
次のような様子が見られる場合は危険です。
熱中症が疑われる場合は、涼しい環境へ移し、速やかに動物病院へ連絡しましょう。
急激に冷やしたり、無理に水を飲ませたりすることは避けてください。
③ ストレスや興奮
ハムスターは警戒心が強く、環境の変化に敏感な動物です。
例えば、次のような場面では一時的に呼吸が速くなることがあります。
驚いたり緊張したりすると、呼吸数が増えることがあります。
静かな場所で落ち着かせ、呼吸が普段の状態に戻るか確認しましょう。
④ 呼吸器の病気
呼吸が速くなる原因として、肺炎などの呼吸器疾患も考えられます。
呼吸器に問題がある場合、次のような症状が見られることがあります。
ハムスターは体調不良を隠すことがあるため、症状に気づいたときには病気が進行している場合もあります。
呼吸の異常が疑われる場合は、早めに動物病院を受診することが大切です。
⑤ 心臓の病気やその他の体調不良
心臓の病気などによって呼吸が速くなることもあります。
また、痛みや強い体調不良によって呼吸の様子が変化する場合もあります。
次のような変化がないか確認しましょう。
呼吸が速くなる原因はさまざまなので、見た目だけで判断することはできません。
注意したい呼吸の異常サイン

ハムスターの呼吸を観察するときは、速さだけでなく、呼吸の仕方にも注目しましょう。
お腹や体を大きく動かして呼吸している
呼吸のたびにお腹や体全体が大きく動いている場合は、呼吸に負担がかかっている可能性があります。
特に、安静にしているときにも大きな動きが見られる場合は注意が必要です。
口を開けて呼吸している
ハムスターが口を開けて呼吸している場合は、緊急性の高いサインです。
重い呼吸困難や熱中症などの可能性があります。
様子を見ず、直ちに動物病院へ連絡してください。
呼吸するときに音がする
ゼーゼー、ヒューヒューといった異常な呼吸音が聞こえる場合も注意が必要です。
鼻や気道、肺などに問題が起きている可能性があります。
ぐったりしている
呼吸の異常とともに、ぐったりしている、反応が弱い、立てないといった症状がある場合は、緊急の対応が必要です。
無理に触ったり、何度も持ち上げたりせず、速やかに受診しましょう。
寝ているときに呼吸が速いのは大丈夫?

ハムスターが寝ているとき、お腹が小刻みに動いていることがあります。
ハムスターはもともと呼吸が速いため、安静時でも呼吸の動きが目立つ場合があります。
ただし、寝ているときは運動による影響が少ないため、普段との違いに気づきやすいタイミングでもあります。
次のような場合は注意しましょう。
寝ているときでも、苦しそうな呼吸が見られる場合は正常とは考えず、早急に動物病院へ相談しましょう。
動物病院を受診する目安

呼吸の異常は、短時間で状態が悪化することがあります。
次のような症状がある場合は、緊急性が高いと考えられます。
すぐに受診が必要な症状
これらの症状が見られた場合は、すぐに動物病院へ連絡しましょう。
早めに相談したい症状
呼吸の異常が続く場合は、症状が軽そうに見えても、その日のうちに動物病院へ相談することをおすすめします。
自宅で確認したいポイント

ハムスターの呼吸が速いと感じたら、次のポイントを確認してみましょう。
① 室温を確認する
ケージ周辺の温度を確認しましょう。
ハムスターの飼育環境は、一般的に20〜26℃程度がひとつの目安とされますが、種類や個体の状態によって適切な環境は異なります。
直射日光やエアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。
② 食欲や元気を確認する
いつも通り食べているか、動いているかを確認しましょう。
食欲の低下や活動量の減少がある場合は、体調不良の可能性があります。
③ 呼吸の様子を動画に残す
可能であれば、呼吸している様子を短い動画に撮っておくと、動物病院で説明するときに役立ちます。
ただし、動画撮影のために受診を遅らせないようにしましょう。
④ 静かな環境で休ませる
呼吸が速いときは、必要以上に触ったり、何度も抱き上げたりしないようにしましょう。
落ち着ける環境を整え、呼吸の様子を確認してください。
呼吸が速いときにしてはいけないこと

呼吸に異常があるときは、良かれと思って行ったことが負担になる場合があります。
特に次の行動には注意しましょう。
呼吸困難が疑われる場合は、できるだけ刺激を減らし、動物病院の指示に従って安全に移動することが大切です。
まとめ|ハムスターの呼吸は普段との違いが大切

ハムスターはもともと呼吸が速い動物ですが、呼吸の速さや仕方が変化した場合には注意が必要です。
運動や興奮などによって一時的に呼吸が速くなることもありますが、呼吸器や心臓の病気、暑さによる体調不良などが隠れている場合もあります。
特に、口を開けて呼吸している、苦しそうに呼吸している、ぐったりしている場合は、すぐに動物病院へ連絡しましょう。
毎日のちょっとした観察が、ハムスターの体調の変化に気づくきっかけになります。
大切なハムちゃんが安心して過ごせるように、普段から呼吸の様子や食欲、活動量を確認してあげたいですね。
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