愛玩動物看護師国家試験では、検査項目の名前を覚えるだけでなく、検査値の変化や検査方法について理解することも大切です。
今回は「臨床検査・検査値」をテーマに、少し難易度を上げた3択問題を10問用意しました。
「知っているつもりだったけど迷う!」という問題もあるかもしれません。
国家試験本番を意識して挑戦してみましょう!
臨床検査・検査値3択クイズ10問

第1問
再生性貧血で増加するのは?
① 網赤血球
② 好中球
③ 血小板
正解は……① 網赤血球
プチ解説:
網赤血球は成熟する前の若い赤血球です。出血や溶血などによる再生性貧血では、骨髄で赤血球産生が活発になり、末梢血中の網赤血球が増加します。
第2問
炎症時に増加しやすい蛋白は?
① CRP
② ALB
③ GLU
正解は……① CRP
プチ解説:
CRP(C反応性蛋白)は急性期蛋白の一つです。犬では炎症などによって上昇するため、炎症の程度や経過を評価する指標として利用されます。
第3問
黄疸で増加する色素は?
① ビリルビン
② メラニン
③ ヘモシデリン
正解は……① ビリルビン
プチ解説:
ビリルビンは主に赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じます。血中ビリルビンが増加すると、粘膜や皮膚などが黄色く見える黄疸が認められることがあります。
第4問
外因系凝固を評価するのは?
① PT
② APTT
③ BMBT
正解は……① PT
プチ解説:
PT(プロトロンビン時間)は主に外因系・共通系の凝固機能を評価します。一方、APTTは主に内因系・共通系の評価に用いられます。
「外因系=PT、内因系=APTT」
セットで覚えておきましょう。
⭐️この凝固因子問題も解いてみよう❗️👇

第5問
糸球体濾過量の指標となるのは?
① SDMA
② ALT
③ CK
正解は……① SDMA
プチ解説:
SDMA(対称性ジメチルアルギニン)は腎機能を評価する指標の一つです。主に腎臓から排泄され、糸球体濾過量(GFR)の低下に伴って上昇します。
第6問
膵外分泌機能の評価に用いるのは?
① TLI
② T4
③ ACTH
正解は……① TLI
プチ解説:
TLI(トリプシン様免疫反応性)は膵外分泌機能の評価に利用されます。特に膵外分泌不全(EPI)の診断で重要な検査です。
第7問
長期的な血糖状態を反映するのは?
① フルクトサミン
② インスリン
③ グルカゴン
正解は……① フルクトサミン
プチ解説:
フルクトサミンは血清蛋白とグルコースが結合したものです。採血時点だけではなく、過去1〜3週間程度の平均的な血糖状態を評価する際に利用されます。
第8問
胆汁うっ滞で上昇しやすいのは?
① ALP
② CK
③ AMY
正解は……① ALP
プチ解説:
ALP(アルカリホスファターゼ)は胆汁うっ滞などで上昇することがあります。ただし、骨や薬剤などの影響でも変動するため、他の検査結果と合わせて評価することが重要です。
第9問
筋損傷で上昇しやすいのは?
① CK
② BUN
③ ALB
正解は……① CK
プチ解説:
CK(クレアチンキナーゼ)は骨格筋などに多く存在する酵素です。筋肉が損傷すると血液中に漏れ出し、血清CK活性が上昇することがあります。
第10問
腎前性高窒素血症でみられやすいのは?
① 尿濃縮
② 等張尿
③ 尿糖
正解は……① 尿濃縮
プチ解説:
脱水などによる腎前性高窒素血症では、腎臓の濃縮機能が保たれていれば濃縮尿がみられます。
BUNやCreの上昇だけを見るのではなく、尿比重と組み合わせて考えることがポイントです。
まとめ

今回は、愛玩動物看護師国家試験対策として少し難しめの臨床検査・検査値3択クイズ10問に挑戦しました。
特に覚えておきたいポイントは、
です。
国家試験では、単純に検査項目の意味を問うだけでなく、疾患や身体の状態と検査結果を結びつけて考える力も重要になります。
間違えた問題は「正解だけ」を覚えるのではなく、ほかの選択肢が何を意味するのかまで確認しておくと、応用問題にも強くなります。
何問正解できましたか?
繰り返し挑戦して、検査問題を得意分野にしていきましょう!
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